FBIとオランダ警察は本日、身分証明書をわずか9ドルで販売していた国際犯罪マーケットプレイスであるVerifToolsに関連する2つのドメインとブログを押収したと発表した。
VerifToolsは、偽造運転免許証、パスポート、その他の身分証明書を販売する最大規模のオンラインショップの一つでした。これらの身分証明書を利用することで、犯罪者は新たな身元を偽装したり、IT企業に雇われて偽のIT従業員を装ったり、デジタルIDや銀行のヘルプデスクを狙った詐欺を実行したりすることができます。また、10代の若者が偽の身分証明書を使って店員を騙し、アルコールを売らせることもできると聞きます。
オランダ警察によると、8月27日、ロッテルダム警察サイバー犯罪班はアムステルダムのデータセンターにあるVerifToolsウェブサイトのサーバーからデータを押収し、一方FBIは同プラットフォームをオフラインにした。
VerifToolsのホームページはこちら - クリックして拡大
「このマーケットプレイスの撤去は、詐欺や個人情報窃盗犯罪から国民を守る大きな一歩だ」と、FBIアルバカーキ支局のフィリップ・ラッセル特別捜査官代理は押収を発表した際に述べた。
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連邦政府によれば、FBIは盗まれた個人情報を使って仮想通貨アカウントにアクセスする陰謀を発見した後、2022年8月にVerifToolsの捜査を開始した。
捜査中、覆面捜査官はマーケットプレイスを利用してニューメキシコ州の偽造運転免許証を作製・購入し、暗号通貨で代金を支払っていた。捜査官は最終的に、マーケットプレイスが全米50州と複数の外国の偽造身分証明書を販売していたことを突き止めた。
FBIは、VerifToolsに関連する約640万ドル相当の不正収益を特定した。
オランダ警察はアムステルダムのデータセンターで、物理サーバー2台と仮想サーバー21台以上を押収した。ロッテルダム警察は「警察はサーバー上のデータをさらに調査し、管理者とユーザーの身元を特定できるかどうか判断する予定だ」と述べた。
オランダでは、偽造、偽造身分証明書、偽造支払手段の使用はそれぞれ最高 6 年の懲役刑が科せられます。®