スミソニアン協会の研究者たちは、すべてのスタートレッキーの夢であるUSSエンタープライズのオリジナルモデルを披露する準備をしている。
この模型は、伝説の宇宙艦隊の宇宙船のオリジナル版で、最後に塗装されたのは1991年、『スタートレック:新スタートレック』の収録のためだった。博物館によると、この人気のSFシリーズの79話の収録中に何度も新しい塗装が施されたが、船の外装は1967年、 『トリブルの悩み』の収録時の塗装に戻す予定だという。
研究者らは、この宇宙船を復元するために、模型を解体し、1967年から1991年までのさまざまなバージョンで宇宙船に塗られた長年の塗料を各セクションから剥がした。
「エンタープライズの模型は、円盤部分、二次船体、左右のナセルとパイロン、偏向皿アレイ、格納庫のドア、ブリッジといった個々の部品に注意深く分離されている」とスミソニアン博物館の研究者らは述べた。
「各セクションの構造と状態を判断するために綿密に調査されており、可視光線、紫外線、赤外線の写真で記録される予定です。」
宇宙…モデルのフロンティア
新しいバージョンのエンタープライズは、ジーン・ロッデンベリーとその仲間たちが何年もかけて船に塗り重ねてきた塗料の層を除いて、オリジナルの塗装を反映することになる。
伝説の宇宙船の内部からのショット
エンタープライズ号は、最新の塗装に加え、科学者が個別に除去しなければならなかった40年以上にわたる摩耗や損傷をカバーする処理も施されている。
「数十年にわたって模型に塗られた塗料の層を理解するために、塗装面の分析を専門とする保存修復家のスーザン・バック博士が塗料の微細断面を採取し、研究した」と研究者らは述べた。
分析の結果、4世代にわたる撮影と過去4回の修復作業による塗料の層が明らかになりました。オリジナルの塗料が残っている唯一の部分であるソーサーの上部は、念入りに洗浄・安定化されますが、変更は行われません。
大胆に見せた通り…。
USSエンタープライズの模型は、ボーイング・マイルストーンズ・オブ・フライト・ホール展示の一部として今年後半に展示される予定です。