マイクロソフトの中国語ウェブサイトに無料のPCマネージャーユーティリティが登場

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マイクロソフトの中国語ウェブサイトに無料のPCマネージャーユーティリティが登場

Microsoft の Web サイトの中国語コーナーに興味深いものが登場しました。Windows の設定メニューのどこかにあるユーティリティに簡単にアクセスできるようにする「PC Manager」というツールです。

サイトは中国語ですが、ツールは中国語ではないので、試しに使ってみました。

起動時に次の画面が表示されます。

Microsoft PC マネージャーの起動画面

Microsoft PC マネージャーの起動画面 – クリックして拡大

このツールには2つのタブがあり、そのうちの1つは「クリーンアップ」というタブです。「ブースト」ボタンをクリックすると、ツールが一時ファイルをクリーンアップします。この1回のクリックで、メモリ使用量は15%減少し、嬉しい結果となりました。

「ヘルス チェック」ボタンをクリックすると、ブラウザ キャッシュ内の一時ファイルやデータをクリーンアップしたり、スタートアップ項目を無効にしたりできる画面が表示されます。

「潜在的な問題」の下には、「デフォルトのブラウザを Edge にリセットする」という 1 つの項目があります。

そう、PCの健康診断を装ったナグウェアです。読者の皆さん、Microsoftが「尊重は自社の価値観の一つだ」と言っているのを今度耳にしたら、このことを思い出してください。競合他社のブラウザの使用をやめるようにと、Microsoftが延々と訴え続けているのは、同社がユーザーの選択や時間を尊重していないことを如実に物語っています。

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ストレージ管理オプションでは、古くて役に立たないフォントを検出して削除できます。筆者のテストマシンでは、Internet Explorerのキャッシュが3キロバイトも含まれていたようです。MicrosoftはEdgeを導入したためInternet Explorerを廃止しました(この記事を書いているPCにはEdgeはインストールされていません)。

「アプリの管理」オプションでは、インストールされているアプリの一覧が開き、削除の選択肢が表示されます。「ストレージセンサー」は、Windowsが一時ファイルや未使用のドキュメントを削除するタイミングを管理するオプションへのリンクです。これは既に「設定」メニューで利用可能です。

プロセス管理ボタンは実に便利です。タスクマネージャーの簡易版が表示されるので、とても便利です。下の3つのプロセスは私には全く必要ないので、このツールを使えば簡単に削除できます。スタートアップアプリメニューは、Windows 11のデフォルトのコントロールパネルを改良し、PCと一緒に起動するソフトウェアを管理しやすくしました。ただし、スタートアップアプリを追加することはできません。

Microsoft PC マネージャーのプロセス管理画面

Microsoft PC マネージャーのプロセス管理画面 – クリックして拡大

「セキュリティ」タブには「スキャン」と書かれた大きなボタンがあり、これをクリックすると Windows Defender が実行されるようですが、私のマシン上の 84,000 個のファイルをスキャンするのに数分かかりました。

別のボタンを使用すると、利用可能な Windows 更新プログラムを表示して適用することができます。

[セキュリティ] タブの最後には、[ブラウザ保護] メニューがあり、ここでも既定のブラウザを Edge にリセットできるほか、[悪意のあるアプリによる変更をブロックする] 機能をオンにするコントロールもあります。

この時点で、読者の皆様、Windows は悪意のあるアプリのように感じられるため、Edge の使用を再開するように促されることがよくあります。

Microsoftはこのツールについて公式には何も発表していませんが、別のページでは2022年3月にリリースされたバージョン1.1まで遡る詳細な履歴が示されています。バージョン2.0は6月中旬にリリースされ、その1か月後にバージョン2.1がリリースされました。現在のバージョン2.2は8月中旬にリリースされました。この毎月のリリースペースは継続されておらず、2か月後の10月現在も更新の兆しが見えません。

このツールは、Microsoftの主力OSであるWindows 10 (1809) 以降のバージョンで動作します。Microsoftにツールに関する詳細情報を問い合わせており、具体的な情報が入り次第、この記事を更新します。®

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