NASA、オリオン宇宙船に昔ながらのワームロゴを設置

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NASA、オリオン宇宙船に昔ながらのワームロゴを設置

NASAは、月への最初のアルテミスミッションが近づく中、オリオン宇宙船のクルーモジュールアダプター(CMA)の側面にワームのロゴを貼り付けた。

このロゴは昨年すでにCMAの下側に貼り付けられていたが、側面に貼り付けることで、オリオン宇宙船と欧州製のサービスモジュールがスペース・ローンチ・システム(SLS)ロケットの上に積み込まれ、ケネディ宇宙センターの39B発射台まで運ばれた際に確実に見えるようになる。

オリオンモジュールのNASAロゴ

オリオンモジュールのNASAロゴ(NASA/Glenn Benson)

ワームはSLSの固体ロケットブースターにも飾られています。操縦者に少しでも不安がある方のために。よく見ると、ESAのロゴとNASAオリジナルの「ミートボール」も見つけられるでしょう。

NASAの月ロケットは、大幅な遅延と大幅な予算超過に見舞われているものの、順調に前進している。オリオン宇宙船と暫定極低温推進段階(ICPS)は現在、燃料補給と整備作業中だ。オリオンの打ち上げ中止システムへの統合、そしてICPSの移動式ロケットへの搭載のため、ロケット組立棟(VAB)への移動が予定されている。

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SLSのコアステージは、ミシシッピ州ステニス宇宙センターでのグリーンラン試験を終え、先月末にようやくはしけ船でケネディ宇宙センターに到着しました。コアステージは垂直に吊り上げられ、VAB(可搬式ロケット発射台)内の移動式発射台の上に既に積み上げられている固体ロケットブースターに取り付けられる予定です。

「ワーム」ロゴ自体は、アポロ計画の終焉を迎えた1970年代に作成され、1992年に廃止されました。2020年にNASAがSpaceXの協力を得て米国からの有人宇宙飛行を再開した際に、このロゴが復活したことは有名です。NASAのSLSとは異なり、このロゴが飾られていたファルコン9ブースターはSpaceXによって繰り返し再利用されてきました。一方、SLSは使用済みのスペースシャトルエンジンを海に投棄する予定です。

打ち上げ時期については、NASAは2021年、おそらく11月を目標としているものの、過去の実績から判断すると2022年への延期も有力視されています。2024年の人類月面着陸という目標については、弁護士に聞かれないように、最近はあまり語らない方が良いでしょう。®

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