デトロイトの元IT責任者、トイレの栓破りで懲役20ヶ月

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デトロイトの元IT責任者、トイレの栓破りで懲役20ヶ月

米国のデトロイト市の元IT責任者は、在職中に賄賂を受け取った罪で今後20カ月間投獄されることになる。

チャールズ・ドッド氏は2014年から2016年まで市の技術サービス局(DTS)の局長を務め、その間にテクノロジー企業から3万ドル近くの賄賂を受け取っていた。2016年に連邦贈賄罪1件で有罪を認めたが、正式な判決が下されたのは今週火曜日だった。

市の長年の職員であるドッド氏は、2009年以来、潜在的な請負業者から金銭を受け取っていたことを認めている。その見返りとして、同氏は自身の影響力を利用して、市が自身の支援者に有利なサービス契約を結ぶよう働きかけていた。

司法省は20カ月の懲役刑を発表する際に、「ドッド氏はデトロイト市で数多くの管理職を務め、2014年にDTSの局長に任命された」と述べた。

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デトロイト市のIT責任者が技術サプライヤーから賄賂を受け取っていたとして、懲役刑に直面している

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「これらの役職において、ドッド氏は市の職員や請負業者数十名に対して監督権限を行使し、デトロイト市と民間の情報技術企業との間の数百万ドル規模の契約の管理に大きな影響力を持っていた。」

支払いを行った人物の一人は、フューチャーネット・グループのパリマル・メータ氏だった。贈賄容疑も認めたメータ氏は、昼食会の最中にレストランのトイレにドッド氏の現金入り封筒を忍び込ませることがよくあったと述べている。

メータ氏は、7年間で約1万5000ドル(うち6500ドルはドッド氏がDTSを運営していた期間)の現金支払いに加え、ドッド氏のノースカロライナへの旅費を支払い、高価なコニャックを贈呈し、ドッド氏の家族のためにフューチャーネットでの仕事を手配したと述べた。

代わりに、メータ氏は市のIT予算に関する内部情報と、市の様々な部署にサービスを提供する数百万ドル規模の契約を獲得するための裏口情報を提供された。また、名前が明らかにされていない別の企業も、同様の取り決めでドッズ氏に約1万4500ドルを現金で支払ったとされている。

ドッズ氏は、20ヶ月の禁錮刑に加え、2年間の保護観察と8,500ドルの資産没収も科せられることになる。®

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