5Gの最終的な技術性能仕様が決定

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5Gの最終的な技術性能仕様が決定

国際電気通信連合(ITU)は、最終的な5G仕様となると思われる草案を公開した。

「新報告書ITU-R M.[IMT-2020.TECH PERF REQ] - IMT-2020無線インターフェースの技術性能に関する最小要件」の重要性は、「IMT-2020」が世界で5Gと呼ばれるものの正式名称であるということです。したがって、この文書はすべての5G導入希望者にとってのベンチマークとなります。この文書に概説されている13の仕様を満たせない企業は、FakeGです!

この文書では13の技術的性能要件が規定されており、その多くは周波数効率など、無線の専門家にとって興味深い事項です。5Gが何を意味するのか疑問に思っている方にとって特に興味深い要件には、以下のものがあります。

  • ダウンリンクのピークデータレートは 20 Gbit/s、アップリンクのピークデータレートは 10 Gbit/s。
  • 人口密度の高い都市部では、下り100Mbps、上り50Mbpsのデータレートを実証済みです。「実証済み」とは、レイヤー3で伝送されるビット数に基づく実世界のデータフローを意味します。
  • 1 平方キロメートルあたり最低 100 万台の接続デバイス。
  • 歩行時、最高時速 120 km での運転時、さらには最高時速 500 km での高速列車での移動時の接続と速度をカバーするモビリティ基準。
  • 無線間の移行時に中断時間がゼロ。
  • 常時少なくとも 100 MHz の帯域幅が利用可能で、より高い帯域では 1GHz をサポートします。

移動中における 5G の動作は次のとおりです。

テスト環境 正規化されたトラフィック チャネル リンク
データ レート (Bit/s/Hz)
移動速度(km/h)
屋内ホットスポット – eMBB 1.5 10
密集都市 – eMBB 1.12 30
農村 – eMBB 0.8 120
農村 – eMBBの
高速車両
0.45 500

次は何だろうか?この文書はITU-R研究グループ5の会合に送られ、2017年11月の会合で承認される予定だ。ITUは新文書の発表において、この承認が滞りなく進むと予測している。その後、組織のロードマップに示されているように、IMT-2020規格の完成までには、さらに数年にわたる作業が必要となる。

ITU 5Gロードマップ

上のグラフが示すように、2020年までに5Gは完全に完成するでしょう。つまり、5Gが全てを変えるという期待は、あと3年しか持たないということです。®

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