最新情報IBM は再び、複数の部門で人員削減の危機に瀕している一部の従業員に警告を発している模様。
Watching IBM グループと求人掲示板 The Layoff の複数の投稿によると、Watson Health、Cloud Services、および Global Technology Services (GTS) インフラストラクチャー サービス配信部門の不運な従業員は、自分のポジションが廃止されるという通知を受けたという。
IBMの広報担当者は本稿執筆時点ではコメントできなかった。
ビッグブルー社内の匿名の従業員によれば、解雇された従業員の多くは解雇前に90日間の予告期間を与えられているとのことだ。
「今朝、RA(再雇用)の通知を受けました。14年間、現在クラウドに勤務しています」とある関係者は語った。「待遇は以前と同じで、90日勤務して1ヶ月分の給料を受け取るか、ブートキャンプで再訓練を受けるかのどちらかです。」
Watson Health、Cloud、GTS Infrastructure Services Deliveryに加え、イタリア(300人)とコスタリカ(150人)の地域オフィスの従業員にも解雇が通知されたという。
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「IBMイタリアは、300人の人員削減に向けた人事異動手続きを開始した。これは、以前は戦略的と考えられていた一部のソフトウェアをHCLに売却することを意味している」とWatching IBMは報じている。「組合との継続的な協議によって、最終的な影響が決まるだろう。」
削減対象は、変化するIT市場に対応して自社を再構築する試みの中でIBMが重視してきた2つの部門であるワトソン・ヘルスとクラウド・サービスだが、ジニー・ロメッティ氏とその仲間たちにとって、特に良い印象ではない。
IBMは前四半期、クラウド・コグニティブ部門とGTS部門の売上高が前年同期比5%減となったと報告しており、両部門とも前四半期は減少しました。クラウド・コグニティブ・サービス部門の売上高は50億ドルで2%減、GTS部門の売上高は69億ドルで前年同期比7%減となりました。
今回のレイオフは、IBMがリストラと人員削減をめぐって現在も続く混乱の一環だ。元従業員の中には、高齢労働者が年齢を理由に不当にレイオフの対象になっているとして訴訟を起こした者もいる。一方IBMは長年、衰退する事業から資金を引き上げ、長期的な見通しがより明るい新興分野に投資しようとしているだけだと主張してきた。®
追加更新
IBMは従業員34万人の約0.5%、約2,000人を解雇すると発表した。同社は現在、約8,000人の求人を抱えている。