ビデオと写真日本とオーストラリアの宇宙科学者が、はやぶさ2探査機によって小惑星リュウグウから採取されたサンプルの回収に成功した。
はやぶさ2はこれまで大変な旅を経験してきましたが、これからさらに多くの冒険が待っています。
この探査機は2014年に打ち上げられ、地球近傍小惑星リュウグウ162173への探査に3年半を費やした。リュウグウは直径約1キロメートルで、読者の皆さんが(おそらく)この記事を読んでいる地球から10万キロメートル以内の距離を時折通過する。
はやぶさ2号には4台の探査車が搭載されており、そのうち1台は探査機が小惑星に弾丸を撃ち込んで表面をかき混ぜ、地球の大気圏への再突入の過酷な条件に耐えられるよう設計された密閉カプセルに入れて持ち帰る物質をかき混ぜた後に使用された。
探査機は2019年11月にリュウグウに別れを告げ、オーストラリア時間の日曜早朝、回収カプセルが夜明け前の着陸のためウーメラの立ち入り禁止区域に向かって空を横切って飛んでいるのが目撃された。
下記のビデオでは、その途中、国際宇宙ステーションのカメラによって13時27分に発見された。
YouTubeビデオ
探査機はその後サンプルリターンカプセルを放出し、地上の観測者はそれが夜明け前の空を横切る様子を観測することができた。
現場で撮影された火球の写真。おかえり。
— はやぶさ2@JAXA (@haya2e_jaxa) 2020年12月5日
(収集チームM)#はやぶさ2 #はやぶさ2 #AsteroidExplorerHayabusa2 #HAYA2Report pic.twitter.com/b2ThFi33q5
— オーストラリア宇宙庁(@AusSpaceAgency)2020年12月5日
カプセルにはリュウグウからのサンプルのほか、この地域でよく見られる非常に暑く乾燥した劣悪な環境でも発見しやすくするために設計されたレーダー反射パラシュートと無線ビーコンが搭載されていた。
結局、すべてがうまくいき、カプセル回収のニュースは昼食前に届きました。
カプセル回収完了!ヘリコプターチームはDFSチームが特定した場所へすぐに飛び立ち、電波と地図を頼りに落下カプセルの捜索を行いました。本当にありがとうございました!
— はやぶさ2@JAXA (@haya2e_jaxa) 2020年12月6日
(回収チームM) #はやぶさ2 #はやぶさ2 #AsteroidExplorerHayabusa2 #HAYA2Report pic.twitter.com/KSyEbnU3Yd
宇宙航空研究開発機構の職員らは防護服を着用し、不安げな様子でカプセルに近づいた。
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やがて、カプセルは安全に扱えるようになり、光沢のある箱に詰められました。
箱に入ったサンプル返却カプセル。
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貴重な積み荷はすぐに、着陸を処理するために設置された施設へと運ばれました。
サンプルはウーメラ試験場での分析に向けて輸送中です。@haya2e_jaxa @AusAirForce @DeptDefence #Hayabusa2 https://t.co/eBIukNPTgu pic.twitter.com/AK0C7TCArk
— オーストラリア宇宙庁(@AusSpaceAgency)2020年12月6日
サンプルの画像はまだ公開されておらず、サンプルパッケージが未開封のため、入手にはしばらくお待ちいただく必要があります。日本に返送されるまでは公開されません。
もう一つのニュースは、はやぶさ2の今後の活動に関するニュースです。地球をすり抜け、謎めいた赤みを帯びた小惑星2001CCに2026年にランデブーするのに十分な燃料を搭載しているからです。日本の宇宙機関(JAXA)は、2030年に3度目の小惑星訪問、さらには金星へのフライバイ(接近通過)も検討しています。太陽系内を飛び回る探査機は、搭載カメラを使って太陽系外惑星などの現象も観測する予定です。®