Raspberry Piが産業用アプリケーション向けに推奨する「デザインパートナー」を選定

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Raspberry Piが産業用アプリケーション向けに推奨する「デザインパートナー」を選定

Raspberry Pi 財団は、Pi を製品に組み込むための支援を提供するプログラムを作成することで、産業顧客へのサポートを強化することを決定しました。

新たに開始された「デザインパートナープログラム」は、「Raspberry Piを使った設計に関する専門知識と実績のある」企業を対象としています。こうしたパートナーを任命し、Raspberry Piベースの製品を検討している組織との橋渡しをすることで、財団はRaspberry Piの活用範囲を拡大したいと考えています。

産業分野では既にRaspberry Piの需要が十分にあります。2020年10月に新しいRaspberry Piコンピュートモジュールを発表した際、Raspberry Piチーフのエベン・アプトン氏は、財団の年間生産台数700万台のRaspberry Piの半分以上が産業および商業用途で使用されていることを明らかにしました。新プログラムを発表する投稿には、「Raspberry Piの産業市場は長年にわたって成長しており、現在では年間総売上高の約44%を占めています」と記されています。

この新しいプログラムは、「Raspberry Piを用いたハードウェア、ソフトウェア、または機械設計サービス」を提供する組織を対象としています。デザインパートナーになるための申請書には、メンバーは「従業員を2名以上擁し、関連する製品またはサービスに関する実績のある事業体であること」に加え、「選択した専門分野における製品またはサービスに関する実証可能な実績があること」が条件とされています。

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専門分野には、ロボティクス、センサー、シンクライアント、オートメーション、ロボティクス、コンシューマーエレクトロニクスなどが含まれます。財団の設立のルーツは、教育に関する専門分野の創設に反映されています。

応募者は最先端の技術に携わる必要はありません。デザインパートナープログラムの発表記事には、「通常、消費者向け製品の売上は新製品の発売後に落ち込みますが、Raspberry Piの旧モデルは依然として驚異的な売上を誇っています。これらの製品は、最新モデルへの変更が現実的ではない組み込みアプリケーション向けであると考えられます」と記されています。

デザインパートナーとして承認されたパートナーはオンラインに掲載され、財団によると、適切なパフォーマンスを確保するために定期的な監査が行われるとのことです。また、財団はPiと新しいデザインパートナーの両方の需要を高めるため、産業現場でのPiのプロモーションページも新たに作成しました。®

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