NEC は、小規模スーパーコンピュータの駆動に使用している PCIe アクセラレータ カードを、まもなくスタンドアロン製品として販売する予定です。
このデバイスは、テクノロジー大手のカスタム ベクトル エンジン プロセッサを中心に構築されており、NEC は、天気予報、気候モデル化、流体分析などのタスクを処理するための優れた方法としてこれを提案しています。
NEC は、タワー サーバーから 8 ホストの A511-64 スーパーに至るまで、自社製の 5 種類のマシンにこのチップセットを搭載しています。
プロセッサファミリーの最上位モデルはType 20です。1.6GHzの強力な動作周波数、10個のVectorコア、1.53TB/sのメモリ帯域幅を備えています。メーカーは、自動並列化またはOpenMPによるメモリ並列化に特に優れたVectorアーキテクチャを特徴としています。Message Passing Interface (MPI) を使用することで、複数のVectorエンジン間で並列化を行うことができます。
NECは顔認識トレーニングデータセットに偏りがないと主張しているが、英国の裁判所にNeofaceシステムの詳細を共有することを拒否している。
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The Registerの姉妹サイトであるThe Next Platform は、 2017 年にそのアーキテクチャを詳細に調査しました。
同社は現在、8基のVectorコアを搭載し、2.45TFLOPSの性能を誇るPCIe版を他のサーバーメーカーに販売する。米国のColfax Internationalや日本のVisual Technologyといった専門インテグレーターは、自社のHPC製品の一部としてこの200Wカードを販売する契約を結んでいる。
NECの須藤一典副社長は、小規模ユーザーにも顧客はいると考えている。
「例えば電磁場解析、計算化学、構造解析といった分野において、中小企業からのベクトルコンピューティングシステムへの需要が急速に高まっています」と、同氏は今月初めに述べた。そのためNECは、これらのカードを市場に投入するため、欧州、北米、アジア太平洋地域で「パートナーを発掘・育成」している。
GPU ソフトウェア エコシステムが急成長しているときに、なぜインテグレーターやバイヤーが興味を持つのかは不明ですが、NEC は、そのデバイスのパワーとスマートさから、誰かがそれを価値のある投資と見なすだろうと確信しているようです。®