銃器の所有を禁止されているテキサス州の男が、自分で銃を3Dプリントしようとしたため投獄された。
アメリカ連邦検察は今週、ローンスター州の連邦地方裁判所が、保護命令発令中に未登録の短銃身ライフルを所持し、弾薬も所持していたとして、42歳のエリック・マクギニスに懲役8年の判決を下したと発表した。陪審員による裁判はわずか2日間で終わった。
2015年、マクギニスは恋人との暴力的な口論の後、この命令を受けました。この命令には、2年間、マクギニスが銃器と弾薬を所有することを禁じる内容が含まれていました。
翌年、マクギニスは半自動小銃の部品を購入しようとしたが、身元調査の結果拒否され、アルコール・タバコ・火器取締局が注文を催促するために訪問した。
マクギニスはひるむことなく3Dプリンターを購入し、合法的に購入できなかった部品の設計図を入手した。3Dプリンターで印刷した部品と既に持っていた他の部品を組み合わせて、彼はAR-15型のライフルを組み立てることに成功した。
「銃を買ったんじゃない。自分で作ったんだ」と、拘留中の録音された電話の中で彼は語った。「アッパーとロアーを印刷して、自分で作ったんだ。トリガーを取り付けて、その他諸々を自分でやった。自分で作ったんだ」
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2017年、保護命令の期限が残りわずか1ヶ月となった頃、マクギニスはダラス近郊の森林地帯に出て発砲した。近くにいた警察が銃声を聞き、マクギニスを逮捕した。マクギニスはCIAで働いていると主張して逃亡を図ったとされている。
逮捕した警官らは、マクギニスのリュックサックを捜索した際、印刷された写真が入ったライフル銃だけでなく、数人の米国議員の名前と住所が記載された「2001年9月11日の米国テロリストリスト」と題されたリストも発見した。
「エリック・マクギニスは、合法的に銃を購入できないと悟ると、3Dプリンターで武器を作成し、身元調査の必要性をなくして我が国の銃規制法を回避した」とエリン・ニーリー・コックス連邦検事は述べた。
「この事件は、いかなる方法であれ銃の入手を考えている禁制品所持者へのメッセージとなるでしょう。当事務所は、銃の入手方法(盗難、購入、3Dプリンターなど)に関わらず、家庭内暴力の保護命令に違反した者の手に銃が渡らないよう尽力しています。」®