写真映画に出てくる爆弾のように見える無害な時計を学校に持ち込んだために警官に手錠をかけられたオタクっぽいイスラム教徒の十代の若者に、今日、支援が殺到している。
そしてオバマ大統領、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ氏、その他の著名人がこの賢い少年を支持し、何千人もの人々がツイートやブログで支持を表明するなか、彼の家族は助言を求めて弁護士のもとへ向かった。
14歳のアハメド・モハメド君は月曜日、テキサス州アービングで逮捕された。学校長と警察は、モハメド君が教室に持ってきた手作りのデジタル時計が、でっちあげの爆弾のつもりだったのではないかと疑っていた。
警官が尋問している間、同州の未成年者には法律で認められているように、彼は両親と話したり、両親を尋ねたりすることさえ許されなかったとされている。
アハメドの時計の電子機器…大きさの目安として右側の電源プラグに注目してください(出典:アービング警察署)
マッカーサー高校1年生のモハメドさんは、鉛筆ケースに入った簡単な工作の時計を工学部の先生に見せるために持ってきたと話した。別の先生がその時計を見たため、学校関係者と警察が呼ばれ、最終的にモハメドさんは手錠をかけられて連行された。
学校は保護者宛ての手紙の中で、「不審に見える」物品について警察を呼んで調査したが、安全上の脅威は見つからなかったと述べた。
この事件は世界中のインターネット上で即座に非難の声が上がり、スーダンから米国に移民した父親を持つアハメドさんを民族的・宗教的偏見を持って扱ったとして学校と警察を非難する声が多く上がった。
「彼はただ人類のために良いものを発明したいだけなのです」とアハメドさんの父親、モハメド・エルハッサン・モハメドさんは語ったと伝えられている。
「でも、息子の名前がモハメドであることと、9月11日の事件のせいで、息子は虐待されたのだと思います。」
弁護士に会いに行く。pic.twitter.com/YCxOOeOz3Z
— アーメド・モハメド (@IStandWithAhmed) 2015 年 9 月 16 日
この事件の噂が広まると、ツイッターでは「私はアハメドを支持する」というハッシュタグがトレンドとなり、オバマ大統領を含む著名人がこの少年を支持する声を上げた。
かっこいい時計だね、アハメド。ホワイトハウスに持って行ってもいいかな?君みたいな子供たちにもっと科学を好きになってもらうべきだ。科学こそがアメリカの偉大さの源なんだ。
— オバマ大統領 (@POTUS) 2015年9月16日