「魅力のない」電気自動車は「悲劇」だと日産社長が嘆く

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「魅力のない」電気自動車は「悲劇」だと日産社長が嘆く

レクシーテック日産会長とルノーSA共同会長のカルロス・ゴーン氏は、ロサンゼルスモーターショーでの基調講演で、より見た目に美しい電気自動車を暗に求めた。

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幸いなことに、ゴーン氏は電気自動車への移行が、自動車が欲望の対象としての終焉を意味するとは考えていない。「私たちは魅力的な車を作る必要があります。人々がそれを見て、『ああ、あの車はダサいけど電気自動車だ』と言うようではダメです…私たちが車を売買する商品として見る日が来たら、それは悲劇です。」

ゴーン氏はまた、日産がクルマとバッテリーを分離するという信念を改めて強調した。その背景には二つの考え方があるとゴーン氏は述べた。一つは、より高性能なバッテリーが利用可能になれば、顧客はよりタイムリーにバッテリーを入手できるようになること、そしてもう一つは、使用済みバッテリーは容易に回収・リサイクルできることだ。

ゴーン氏の演説では環境問題に重点が置かれ、世界の自動車台数が現在の6億台から2050年までに4倍に増えると予想されており、ZEVへの移行は避けられないと指摘した。

ゴーン氏は、2016年までに世界に1,000万台の電気自動車が存在し、そのうち500万台が米国にあると予測した。

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