サムスン、Compute Express Linkに対応したDDR5メモリモジュールを発表

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サムスン、Compute Express Linkに対応したDDR5メモリモジュールを発表

サムスンは、Compute Express Link (CXL) の言語を話せる初の DDR5 DRAM ベースのメモリ モジュールであるとする写真を公開しました。

2020 年後半に CXL 2.0 がデビューしたときに指摘したように、このテクノロジーは、プロセッサと GPU、SmartNIC、メモリ プールなどのデバイス間でデータをより高速に移動することに重点が置かれています。

CXL対応メモリを開発することで、Samsungは、より広いメモリチャネルを備えたサーバー、つまり1テラバイト規模のメモリを高速に処理し、データの入出力を可能にするサーバーに一歩近づいたと考えています。これにより、メモリを大量に消費するアプリケーション、例えばご想像の通り、人工知能(AI)といったアプリケーションをより適切に処理できるサーバーが実現します。

サムスンのCXLメモリモジュール

新しいCXLモジュール。クリックして拡大

サムスンによれば、同社が開発したデバイスには、「メモリマッピング、インターフェース変換、エラー管理などの複数のコントローラーおよびソフトウェア技術も搭載されており、CPUやGPUがCXLベースのメモリを認識し、メインメモリとして利用できるようになる」という。

サムスンは、このモジュールは「インテルの次世代サーバープラットフォームで正常に検証された」と述べ、またAMDと協力して「データセンターの顧客に高度な相互接続技術を提供している」とも述べた

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しかし、同社は筐体内にどれだけのメモリが搭載されているか、速度は何か、そしていつ販売を開始するかについては明らかにしていない。また、ソフトウェアベンダーがこのデバイスの存在を認識しているのか、あるいは準備を進めているのかも明らかにされていない。これは重要な点だ。なぜなら、IntelのOptaneストレージグレードメモリに対するソフトウェアベンダーの反応が鈍いことが、この技術が世界を驚かせていない理由の一つだからだ。®

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