Firefox ブラウザのセキュリティ プラグインが、ユーザーのオンライン アクティビティを収集してアップロードしていることがユーザーの目に留まり、非難を浴びている。
この抗議は、Mozillaが自社ブログで「Firefoxブラウザをプライバシーのスーパーパワーに」という記事でWebセキュリティ拡張機能を特集したことから始まった。ドイツのCreative Software Solutions社が開発したこのプラグインは、悪質なページやフィッシングサイトをブロックするツールだと謳っている。
Chrome、Firefoxは非常にスタイリッシュではないスタイリッシュな侵入型ブラウザプラグイン
続きを読む
また、このプラグインはユーザーが訪問したウェブページも記録するとされています。投稿が公開されて間もなく、uBlock Originの開発者であるレイモンド・ヒル氏は、このプラグインが訪問したウェブサイトのアドレスを収集し、ドイツのサーバーに送信していることに気付きました。
この知らせは Mozilla に伝わり、同組織はブログから Web Security へのリンクを削除し、問題を調査することにしました。
Mozillaの広報担当者はThe Registerに対し、 「Webセキュリティ拡張機能に関してコミュニティから懸念が寄せられており、現在その懸念について調査中です」と語った。
「調査プロセスの一環として、拡張機能への言及はブログ投稿から削除されました。」
El Reg はCreative Software Solutions に連絡を取ったが、同社のマネージング ディレクターである Fabian Simon 氏は、閲覧情報の収集は Web Security のグローバル ブラックリストに照らしてサイトをチェックするためだけに行われると述べています。
「これはアドオンの機能性を保証するために必要なステップであり、ユーザーのブラウザ行動の追跡とは一切関係がありません。したがって、これらのレポートはアドオンがユーザーを保護するためにどのように機能するかの一部を示したに過ぎません」とサイモン氏は説明した。
当社はプライバシーを非常に重視しており、ユーザーの閲覧履歴を追跡するためにこのサーバー通信を使用することはありません。
サイモン氏は、Mozilla が Web Security へのリンクを削除した理由は同社には分からないが、Creative は拡張機能の更新バージョンをレビューに提出し、すべてが正常であることを証明する予定だと述べている。
「彼らがこの問題を調査すれば、これが正常かつ必要な行動であることが分かるだろう」と彼は語った。®