イーロン・マスクのファルコン1号が打ち上げに成功

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イーロン・マスクのファルコン1号が打ち上げに成功

億万長者のテック系ビジョナリスト、イーロン・マスク氏は、4度目の挑戦でついに念願の目標を達成した。民間資金で開発したスペースXのファルコン1号が地球を周回しているのだ。太平洋のクェゼリン環礁から打ち上げられたこのロケットは、英国時間午前0時26分に軌道速度に達した。

ファルコン1号がクェゼリンから打ち上げられる

誰もが見たら嬉しいポケットロケット。

「スペースXにとって素晴らしい日であり、素晴らしいチームによる膨大な作業の集大成だ」とスペースXのCEO兼CTOであるマスク氏は語った。

「データによれば、我々は標的の真ん中という超精密な軌道投入を達成し、その後惰性で飛行して第2段を再起動した。まさに最高の成果だ」

ファルコン1は、小型衛星の信頼性と低コストによる宇宙へのアクセスを提供することを目的として、SpaceXがゼロから設計した全く新しいロケットです。今回の場合、ペイロードは搭載されておらず、質量約165kgの六角形のアルミニウム合金製「ペイロード質量シミュレータ」のみを搭載していました。同社はまた、将来的に計画中の「ドラゴン」カプセルを用いて宇宙飛行士を宇宙に運ぶことを想定した、より大型のロケット、ファルコン9の設計にも取り組んでいます。

今日の成功は、スペースX社を喜ばせるだけではない。米国航空宇宙局(NASA)は、現在の計画では2010年以降、宇宙飛行士を軌道上に打ち上げる手段がなくなると予想している。NASAの次世代有人宇宙船、アレスロケットとオリオンカプセルは、2020年代半ばに運用開始予定だが、これらの計画は既に遅延している。

NASAは、いわゆる商用既製品(COTS)調達に基づいてマスク氏から宇宙輸送機を購入する予定であるため、マスク氏の民間宇宙開発が軌道に戻ることを喜ぶだろう。

打ち上げの詳細は、SpaceX のこちらのサイトからご覧いただけます。同社によると、ビデオも近日中に公開される予定です。®

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