東芝は、ヘリウム充填技術への移行を回避し続けながら、X300 ゲーミング/ワークステーション デスクトップ ドライブの容量を 6TB から 8TB にアップグレードしました。
これは7,200rpmで回転する3.5インチドライブで、6Gbit/s SATAインターフェースと128MBキャッシュを備えています。前世代は4TB、5TB、6TBの容量がありました。最新のX300は8TBのみの容量で、垂直磁気記録方式を採用しています。これは、MG04データセンターニアラインドライブ技術をベースとしていると考えられます。
東芝には、3 つの内蔵デスクトップ ドライブ製品があります。
- X300 プレミアムハイパフォーマンス
- P300 ミッドレンジ HDD
- E300低エネルギードライブ
X300には5枚のプラッタがあり、それぞれ1.6TBの容量があると聞いています。平均レイテンシは4.17ミリ秒で、アドバンスド・フォーマットとネイティブ・コマンド・キューイングをサポートしています。
これはそれほど高性能なドライブではなく、ニアラインの7,200rpmで回転し、フラッシュとディスクのハイブリッド設計ではありません。フラッシュは、15,000rpmや10,000rpmで回転するドライブが主流だったディスクドライブ市場を席巻しつつあります。
MG04はエンタープライズ容量ドライブに分類され、最大容量は6TBです。8TBのX300が存在することから、東芝が市場を見込めれば8TBのMG04製品が登場する可能性が示唆されます。しかし、WD/HGSTとSeagateがヘリウム充填ドライブに移行し、それに伴い容量も増加していることから、東芝のエンジニアリング戦略担当者は、ヘリウム充填技術の採用とニアラインドライブ容量10TBへの飛躍について検討する際に、検討をためらうかもしれません。8TBのX300は2016年6月より2年間の保証付きで発売予定です。標準価格(TPP)は262ポンドです。®