漂流ハッカー、小児病院のコンピューターに鎮静剤を投与した罪で有罪

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漂流ハッカー、小児病院のコンピューターに鎮静剤を投与した罪で有罪

ヨットで米国からの逃亡を試みた自称アノニマスのハッカーが、2014年に小児病院に対して分散型サービス拒否(DDoS)攻撃を仕掛けたとして2つの重罪で有罪判決を受けた。

マサチューセッツ州の米地方裁判所の陪審は今週、保護されたコンピュータを故意に損傷させるための共謀と保護されたコンピュータへの故意の損傷の実行の罪でマーティン・ゴッテスフェルドに有罪の評決を下した。

判決公判は11月11日に予定されている。ゴッテスフェルド被告(32歳)は、保護されたコンピュータを破壊した罪で最長10年の懲役、共謀罪で最長5年の懲役刑を受けることになる。

ゴッテスフェルド氏の訴追は、2014年3月にボストン小児病院の内部ネットワークを麻痺させた「オプ・ジャスティナ」作戦に関与したことに端を発する。オプ・ジャスティナは、虐待の被害者であると信じて州に拘留されていた少女の両親を支援するハクティビスト活動である。後に、少女のあざは身体的虐待ではなく、医学的な疾患によるものだったことが判明した。

同病院は、コンピューターネットワークを麻痺させたDDoS攻撃からの回復に30万ドル以上の損害と費用を支払わなければならなかったと主張している。

マーティン・ゴッテスフェルド

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捜査官らは、ゴッテスフェルド氏が攻撃の計画と実行、そして他の人々にDDoS攻撃への参加を呼びかけるYouTube動画やTwitterアカウントの作成において、攻撃において重要な役割を果たしていたことを明らかにした[PDF]。

FBIが2016年初めにこの作戦を察知し、ゴッテスフェルド容疑者を捜査し始めると、当時31歳だったゴッテスフェルド容疑者は妻とともにキューバ行きの帆船で米国からの逃亡を試みた。

おそらく驚くことではないが、逃亡しようとしていたこの男はカリブ海を航行することができず、航路を外れた後、ディズニーのクルーズ船に救助され、フロリダ州マイアミの当局に引き渡された。逮捕前にミッキーマウスに会えたかどうかは不明である。

ゴッテスフェルド氏の妻はこの事件では起訴されなかった。®

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