WDは、ディスクベースのアーカイブアレイ製品ラインを拡張し、52PBまで拡張可能な新製品X100 ActiveScaleを発表しました。1月に何の宣伝もなく登場したこの製品は、最大容量のSA7010 Active Archive製品よりも47%多くのデータを保持できます。一体何が起こっているのでしょうか?
最初の ActiveScale 製品は 2016 年 11 月に登場し、720 TB から 19 PB (raw) まで拡張可能な中容量の P100 でした。
当時、この製品は2つのSA1000システムと最上位機種SA7000 Active Archiveシステムを補完する存在でした。SA7010製品では、840TBから35.4PBまで拡張可能でした。
これらのシステムはすべて、Amplidata オブジェクト ストレージ テクノロジを使用して、大規模で信頼性の高いディスクベースのデータ アーカイブ ボールトを提供します。
私たちは、WD の ActiveScale および Active Archive 製品のオンライン データ シートを確認し、WD と協力して比較表を作成しました。
WDによると、SA1000は基本構成で、シェルフあたり8TBのHDDを搭載したモジュールを1台搭載し、6台で4.03PBの容量となります。SA7000はフル構成で、シェルフあたり8TBのHDDを搭載したモジュールを7台搭載し、6台で28.2PBの容量となります。これらはヘリウムガスを充填したH e 8ドライブです。
ActiveScale X100の発表時期について尋ねられたWDの広報担当者は、The Register紙に対し次のように回答しました。「X100に関する情報は1月18日にウェブサイトで更新されましたが、プレスリリースは発表されていません。新規のお客様は全員、ActiveScaleファミリーへの移行をお勧めします。P100は2PB未満、X100は2PBを超える容量に対応しています。既存のActive Archiveのお客様で、Active Archiveの容量拡張をご希望の場合は、引き続きActive Archiveをご注文いただけます。」
また、ActiveScale システムと Active Archive システムの両方で H e 10 ディスク ドライブが使用されており、Active Archive では 8TB H e HDD も利用可能であると付け加えました。
ActiveScale と Active Archive の容量を最大限に引き出すために、リンク構成で 3 つの個別のサイトを必要とするかどうかについては、次のように回答しています。「スケールアウトでは異なるサイトは必要ありません。ジオスプレッディングは、異なる消去エンコーディングを備えたスケールアウト構成であり、1 つのサイトが失われても、残りの場所から完全なオブジェクト可用性を維持できます。」
より大容量のヘリウム充填ドライブが現在(12 TB)および今後(14 TB)登場する見込みであるため、73 PB の ActiveScale 製品が登場する可能性があり、2018 年または 2019 年には 100 PB の製品が登場する可能性があります。®