オラクルの創業者ラリー・エリソン氏は創業当初について、社員らはあと1週間ほど給料が支払われない状況だったと語った。
エリソン氏は、毎年スタートアップ創業者らのために主催するカクテルパーティーで、ビッグレッドの当初の財政難を一笑に付したと伝えられている。
このイベントに招待されたeWeekによると、エリソン氏は、炉辺談話(どうやら、本物の火の前で行われたようだ)に集まった22人の起業家たちを、オラクルの歴史にまつわる話で楽しませたという。
エリソン氏によれば、同社は顧客登録から実際の支払いまでのタイムラグにより「給与支払いが1週間ほどできなくなる」状況にあったという。
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報道によると、エリソン氏は「会社の初期の財政難について語りながら笑っていた」という。当時の彼の態度がそうだったかどうかは不明だが、批評家はオラクルが情に流されるようなテクノロジー企業ではないと指摘するだろう。むしろ、同社は積極的な販売戦略と、利益につながらない事業分野への厳しいアプローチで知られている。
一方、エリソン氏はいつも通り、競合相手を批判した。ただし今回は、相手はIBMだった。
ビッグブルーはオラクルより前にトランザクション処理データベースの基礎となる数学的原理を開発していたが、「商業的に実現可能とは考えていなかった」とCTOは語った。
プロトタイプを構築しテストした後、エリソン氏は「『10パーセント速くなった!10パーセント速くなった!』と何度もつぶやきながら、よろめきながら部屋から出て行きました」と語った。これは明らかに、将来のカンファレンスに向けた良い練習になった。
オラクルの創設者はまた、弟子たちに対し、顧客の問題に新たな解決策をもたらすような新しい技術には注意するよう警告した。
「顧客の問題に対する従来の解決策は、もはや最善の解決策ではないかもしれない。そう捉えれば、それはチャンスか、脅威かのどちらかだ」と彼は語ったと報じられている。
「昨日は利用できなかったが、今日利用できるテクノロジーに基づいて、会社を絶えず変革することが、創業者や開発者としての私たちの仕事です。」
当初はクラウドを一時的な流行として軽視し、その後、そのチャンスを両手で掴んだ新興企業に追いつこうと躍起になっている企業を経営する人物からの賢明なアドバイス。®