ベルサイユ宮殿の庭園を飾る物議を醸している巨大な女性器が、二度目の破壊行為に遭った。
ダーティ・コーナー。写真:フレデリック・ルグラン – COMEO / Shutterstock.com
アニッシュ・カプーアの作品「ダーティ・コーナー」は一般に「女王のヴァギナ」として知られているが、昨日は「逸脱したユダヤ人の活動による国家の二度目のレイプ」などのスローガンが落書きされた。
ヴェルサイユ宮殿、美術館、国有財産管理局長カトリーヌ・ペガール氏は昨日、「国際的な芸術家の作品に対するこの許しがたい暴力行為は、私に衝撃と悲しみを与えている」と憤慨して語った。
反ユダヤ主義、無知の子供たちと、アニッシュの文学的な真実を知り、#カプールと#ベルサイユを見つめます。 pic.twitter.com/A0CeUaS1KS
— ザビエル・アルベルティ(@xavier_alberti)2015年9月6日
フランスのフランソワ・オランド大統領は、この攻撃を「憎悪的で反ユダヤ的」だと非難し、「犯人を特定するためにあらゆる手段を講じる」と約束した。
6月にこの彫刻は黄色の塗料で攻撃され、61歳の英国系インド人彫刻家は挑発を意図したものではないと否定した。
同氏は「性的に露骨で、そのように表現されているアメリカ人アーティスト、ポール・マッカーシーの作品との比較を断固拒否する」と主張した。
マッカーシーの大胆な作品には、24メートルのアナルプラグ「Tree」がある。昨年パリのヴァンドーム広場に設置されたこの作品も、わずか3日間で破壊された。®