6 か月ごとの Windows Server アップデートという Microsoft のビジョンが現実のものとなりました。
わずか 4 か月前の 2017 年 6 月に発表されたレドモンドの新しい Windows Server プランでは、現在の Windows Server とほぼ同じ機能を持つ「長期サービス チャネル」が提供される予定です。つまり、約 3 年ごとに大規模なアップグレードが行われ、10 年以上サポートされます。
新しく登場した「半期チャネル」では、Windows Serverの新しいリリースが6ヶ月ごとにリリースされます。このチャネルでは、リリースから18ヶ月間サポートなしで我慢できない限り、アップグレードの繰り返しになります。リリースから18ヶ月が経過すると、Microsoftはリリースへの関心を失ってしまいます。
半期ごとのリリースの第一弾となるWindows Serverバージョン1709は、米国時間10月17日に提供開始となりました。ダウンロードリンクをご提供したかったのですが、残念ながらThe RegisterにはMicrosoftボリュームライセンスサービスセンターへのログイン情報がないため、アクセスできません。ただし、Azureではこちらからお試しいただけます。
Windows Server の新しいリリースサイクルの説明
Windows Server は Azure 上で稼働しており、DevOpsy の時代において、Microsoft がより頻繁に、より多くのリリースを提供できるのは当然のことです。Azure ユーザーは、自社のインスタンスが変更されない限り、OS の変更に気付くことはありませんが、オンプレミスのユーザーは、頻繁な移行に伴う手間を惜しまず、どれだけのイノベーションを追求するかを判断できるようになりました。
Windows Server 1709の目玉は、Windows Subsystem for Linuxの登場です。また、System Centerの代替となるWebベースの新しいサーバー管理コンソール「Honolulu」と、Hyper-Vによる分離機能を備えたLinuxコンテナのサポートも導入されました。
The Register紙がMicrosoftのWindows Serverのリリース頻度向上計画を報じた際、Windows Serverのリリース頻度向上についてアンケート調査を実施しました。多くの回答者は、慎重、否定的、または無関心でした。ご意見が変わった方は、ぜひお知らせください。®