ナイジェリアの厳重警備刑務所に収監されている詐欺の有罪判決を受けた男が、獄中から100万ドル(77万5000ポンド)相当のオンライン詐欺を実行した。
同国の経済金融犯罪委員会は今週、2015年に詐欺罪で有罪判決を受け24年の懲役刑に服しているホープ・オルセグン・アロケ被告が、密輸された携帯電話と刑務所外の共犯者ネットワークを利用し、外国人からオンラインで金銭を詐取していたと発表した。
「EFCCが直面した当面の謎は、この受刑者が刑務所にいながらにしてインターネット詐欺という卑劣な商売を続けることがどうして可能なのかということだ」と同委員会は述べた。
「予備調査で、この受刑者は、既存の慣行に反して、刑期を務めるはずの矯正センター内でインターネットや携帯電話にアクセスしていたことが判明した。」
その電話とインターネット接続を利用して、アロケ容疑者は詐欺を首謀し(EFCCは具体的な詐欺の内容については明らかにしていない)、銀行口座を2つ登録し、それらの口座と妻が使用している口座の間で資金を移動し、6万690ドル相当の不動産と妻用の新車レクサスRX 350を購入したと考えられている。
インターネット詐欺が大きなビジネスとなっている、あるいは少なくともかつては大きなビジネスであったナイジェリアのような国においても、アロケ氏はインターネット詐欺に関してはある種の碩学であるようだ。
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委員会によると、アロケ氏はマレーシアの大学でコンピューターサイエンスを学ぶ学生を装っていたことが発覚し、詐欺罪で24年の刑を言い渡された。クアラルンプールで学んでいるふりをしながら、アロケ氏はアジアとアフリカにまたがる大規模な犯罪組織を指揮していた。彼は12年の刑期を2期連続で服役するよう命じられた。
EFCC は、アロケ容疑者が詐欺行為の準備と維持に使用した電話、インターネット接続、銀行トークンをどのようにして入手できたのかをまだ正確には把握していないが、同容疑者は以前、治療を受けるために短期間刑務所から出ることができていたと指摘している。
アロケ氏は原因不明の病気の治療のため刑務所を出た後、最初は病院に滞在していたが、その後ホテルに移り、そこで妻や家族と会ったり、パーティーに参加したりしていたことが判明した。
ご想像のとおり、これは最高警備レベルの刑務所の受刑者に通常与えられるようなことではなく、EFCC もこの件について調査を行っています。®