ドラゴンファイア・レーザー砲コンソーシアムは、ロンドンで開催された国際防衛安全保障展示会で、艦載ブラスターの実物大模型を公開した。
DSEI 2017で展示された3000万ポンドのドラゴンファイアレーザー砲塔のモックアップ
3,000万ポンドの砲塔搭載型レーザー砲は、EUのミサイル企業MBDAを筆頭とするさまざまな防衛企業からなるコンソーシアムによって英国海軍向けに開発されている。
正式名称をレーザー指向性エネルギー兵器(LDEW)というドラゴンファイア・システムは、海軍の委託を受けてドラゴンファイアを購入する英国国防科学技術研究所(DSTL)によると、来年英国の射撃場で試験される予定だ。これらの試験でバグが修正されれば、2019年に公開デモが実施される予定だ。
DSTLのドラゴンファイアプロジェクト技術責任者であるピーター・クーパー氏は、定型的な引用文で次のように述べています。「ドラゴンファイアは、レーザー指向性エネルギー兵器分野における長年の研究成果の集大成です。2019年のデモンストレーションを楽しみにしています。業界関係者と協力し、英国軍が直面する新たな脅威に対し、革新的で効果的かつ手頃な価格のソリューションを提供することを目指しています。」
ドラゴンファイアは、MBDAのドイツ支社がレーザー兵器の開発に取り組んできた成果を基盤としている。MBDA自身の誇大宣伝によると、ドイツは2008年から「高エネルギーレーザー兵器のデモンストレーター」を製作・試験しており、最大2.5km離れた「小型無人機」(いわゆるドローン)に向けて発射したという。2010年の試験では10kWの電力を消費したと報じられているが、MBDAは追加資金があれば50kWまでの出力が可能だと主張している。
ドラゴンファイアへの契約の授与をめぐっては、業界内で若干の論争が巻き起こった。当初は2016年7月に授与されたものの、敗訴した入札者の異議申し立てにより、同年9月まで延期され、国防省は今年1月に念のため、再び受賞者を発表した。当時の記事では次のように記している。
「[ドラゴンファイア]は、国防長官の要求を満たすために5つの基準を満たす必要がある。これには、あらゆる天候下での目標追跡、一定期間にわたる持続的な運用の維持、そして主にレーザーのオペレーターや無関係な傍観者が誤って焼死しないよう確保することを目的としたさまざまな安全関連の基準が含まれる。」
我々は明日 DSEI に出席して、あのクソレーザーに合うサメを調達する計画について質問するつもりです。®