NASAとビゲロー・エアロスペースは本日、国際宇宙ステーション(ISS)に固定され2年間の試験が行われる「有人対応拡張構造物」であるビゲロー拡張活動モジュール(BEAM)を膨らませる最初の試みを中止した。
ISSの乗組員ジェフ・ウィリアムズ氏による「モジュール内に空気を導入する数時間の試み」の後、BEAMは「長さと直径が数インチしか拡大しなかった」ため、エンジニアたちは「今後の対応策」を検討するために退席した。
BEAMの膨張には、ISSが太陽光にさらされている必要がある。そうすることで、膨張の様子、あるいは今回のケースのように膨張していない様子を鮮明に撮影できるからだ。そのため、時間的な制約も中止の決定要因となった。NASAは、明日にも再膨張を試みる可能性があると見ている。
展開されると、BEAM は長さ 4.01 メートル、最大直径 3.23 メートル、容積16立方メートルになります。
ビーム。写真:ビゲロー・エアロスペース
宇宙飛行士は年に数回、この居住施設に入り、宇宙の過酷な環境下での性能を確認します。ビゲロー社の長期的な目標は、BEAMの大型版を建造し、「科学ミッション、製造プロセス、宇宙観光の目的地、そして月や火星へのミッションのための宇宙船を含む無重力研究を支援する」ことです。®